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AGA(男性型脱毛症)

当院では、AGA治療に関しては問診と内服治療のみ行っています。
2022/11/6追記。現在、ジェネリック薬品の納品が難しくなっており、記載のお値段での提供が難しい場合があります。

疾患の概要・原因・症状・検査診断・治療・予防などについてはスクロースして確認していただけます。参考にお願いします。

診察料

AGAは保険適応外疾患です。(保険診療の対象外です)

  • 初診料  1,000円
    *ただし、保険診療で当院にかかっている方は、上記初診料は頂きません。
  • 再診料  無料
プロペシア (MSD社)

AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を阻害することにより抜け毛を減らし、AGAの進行を抑える効果があります。1日1回の内服で、効果が表れるまで数か月程度の継続が必要です。

  • 1mg 1箱  8,500円
    (原則1回2箱まで)
プロペシア ジェネリック (各社)
  • 1mg 1箱  5,000円
    (原則1回2箱まで)
    (現在、ジェネリック薬品の納品が難しくなっており、記載のお値段での提供が難しい場合があります。)

※注意点

  • 3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もありますが、効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要となります。効果を持続させるためには継続的に服用してください。
  • プロペシアを割って飲まないでください。
  • 他の脱毛症に対する適応はありません。
  • 20歳未満での安全性及び有効性は確立されておりません。
  • 男性における男性型脱毛症のみの適応となります。
  • 女性に対する適応はありません。
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、及び授乳中の婦人への投与は、絶対にお止めください。

概要

AGAとは男性型脱毛症(androgenetic alopecia:AGA)の略称であり、男性ホルモンと遺伝が関連した、思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症のことをいいます。AGAにおける脱毛症では髪の毛の抜け方に特徴があり、特に頭頂部と前頭部における脱毛症状がみられます。AGAでは髪の毛が伸びる成長段階の時間が短くなっており、正常よりも早い時間軸のなかで髪の毛が抜けます。発症するとまず髪のハリやコシが失われ、うぶ毛のような頼りない毛に変わっていきます。その後にじわじわと脱毛していくので、進行の過程で気づく方も少なくありません。

原因

毛髪にはヘアサイクル(毛周期)という周期があります。通常の毛髪は、成長期、退行期、休止期の3期を繰り返しており、このうち毛髪が大きく成長する成長期は2年から6年ほどあります 。しかし、AGAでは、この成長期の期間が正常よりも短くなってしまい、しっかりと髪の毛が伸びる前に伸張反応を止めてしまい、休止期に留まってしまう毛髪が多くなることで、相対的に細い毛髪が増え、徐々に少なくなっていきます。AGAの発症には、頭皮の血行不良、髪の生成に必要な栄養不足、男性ホルモン(テストステロンDHT)のなどが関わるとされています。DHTの働きが強い状態では、毛髪の伸張反応が抑制されてしまい、結果として脱毛症の発症につながります。DHTは、男性ホルモン受容体と呼ばれる部位にはたらきかけることがわかっており、男性ホルモン受容体は、頭頂部や前頭部の毛髪に多く存在していることから、AGAによる脱毛症状は同部位に起こりやすいです。

症状

AGAによる脱毛症状は、男性ホルモン受容体が広く分布する頭頂部や前頭部にみられます。両方の領域で脱毛症状がみられることのある一方、いずれかの部位に限局してみられることもあります。頭頂部や前頭部における脱毛症状の組み合わせから発症し、脱毛様式にパターンが認められるのが特徴です。前頭部の髪の生え際がM字型、または頭頂部がO型に薄くなり、その範囲が徐々に広がっていきます。また、AGAでは毛髪の成熟がしっかりと得られないうちに脱毛が起こるため、髪の毛の質的な面にも変化がみられるようになります。具体的には軟毛なんもうと呼ばれる細い毛が全体的に増え、抜け毛の増加や髪全体のボリューム減少につながっていきます。脱毛症状は男性では思春期以降の20代後半から30代後半でみられるようになり、年齢が高くなるにつれて多くなります。女性の場合には閉経後に発症することが多く、頭頂部の毛髪が薄くなる傾向があります。

検査・診断

AGAの診断には問診(カウンセリング)、頭部撮影による所見確認 、ダーモスコピー検査 などを行います。ダーモスコピー検査とは、本来ほくろや腫瘍などの色素病変しきそびょうへんを拡大鏡(ダーモスコープ)で観察し、良性か悪性かを判断するために行われるものです。これを頭皮に用い、薄毛部分の毛髪の太さなどを確認することでAGAの診断を行います。毛髪が薄くなっている部分には、太い毛(終毛)と細い毛(軟毛)がまだらに生えています。国際的な診断基準では、薄毛部分に2割以上軟毛化があればAGAが疑われます。また軟毛の毛穴付近がやや茶褐色状になっていることがあります。髪の毛の太さは、側頭部や後頭部の毛髪と比較することで軟毛化を判断します。

治療

日本皮膚科学会のガイドラインでは、内服薬としてフィナステリド、デュタステリド、外用薬としてミノキシジル、外科的治療として自家植毛を推奨しています。こうした治療方法を、副作用を特に認めない限り適切に組み合わせながら、継続的に治療が行われます。ただし、治療効果については一定ではないこともあります。また、薬剤の使用をやめることで再度脱毛症状が進行する可能性もあります。そのため、若い時期や気になりはじめた時期から治療を開始し継続することが大切になります。

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