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ED(勃起障害)

当院では、ED治療に関しては問診と内服治療のみ行っています。下記ボタンからEDチェックシートをダウンロードして、記載したシートをご持参いただくとスムーズに診察できます。診察室で直接医師に渡していただければ大丈夫です。

done_outline EDチェックシートを ダウンロード


疾患の概要・原因・症状・検査診断・治療・予防などについてはスクロースして確認していただけます。参考にお願いします。

 

診察料

EDは保険適応外疾患です。(保険診療の対象外です)

  • 初診料  1,000円
    *ただし、保険診療で当院にかかった方は、上記初診料は頂きません。
  • 再診料  無料
バイアグラ (ファイザー社)

世界で最初に臨床応用されたPDE5阻害薬で、知名度の高い世界的なED治療の定番薬です。内服後30-60分程で効果を発揮します。持続時間は約4時間程です。食後の内服は効果が低下する事があります。

  • 25mg 1錠  1,400円
  • 50mg 1錠  1,600円
    (原則1回20錠まで)
バイアグラ ジェネリック(各社)
  • 50mg 1錠  1,200円
    (原則1回20錠まで)
シアリス (日本新薬)

内服後2時間程で効果を発揮します。持続時間は約36時間程です。ED治療薬の中では薬の持続時間が格段に長いことが特徴です。刺激すると勃起するという作用なので勃起したままという事ではありません。射精後に萎えた後も勃起しやく持続しやすい状態が長く続くという事です。食事の影響はないと報告されており、食前に服用できる唯一の薬です。

  • 10mg 1錠  1,700円
  • 20mg 1錠  1,900円
    (原則1回20錠まで)
シアリス ジェネリック(各社)
  • 20mg 1錠  1,400円
    (原則1回20錠まで)

※注意点

  • 65才以上の方、心疾患、肝疾患他基礎疾患が疑われる方は心電図、採血等が必要になる場合があります。狭心症、低血圧の既往症があると処方ができない場合があります。
  • 他に服用中のお薬があれば、診察の際に必ず医師にお話しください。
  • 1日1回までの服用回数を必ず守ってください。次に飲む際は24時間以上あけてください。

概要

EDはErectile Dysfunctionの略で、満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、維持できない状態が持続、または再発することをいいます。EDの有病率は年齢とともに上昇し、中等度ED (たまに勃起でき、性交できる)と、完全ED(勃起しないため性交不可能)を合わせておよそ1000万人以上の患者さんがいると推定されています。精神的ストレスによる心因性ED、動脈硬化の進行や神経の障害で起こる器質性EDと、薬の副作用による薬剤性EDなど、原因によって分類されていますが、ほとんどの症例で病因は混合していることが多いとされています。

原因

通常は性的刺激を受けると、神経を伝達して勃起の信号が送られ、陰茎海綿体に血液が流れ込み、膨張して硬くなります。この状態が勃起ですが、何らかの原因によって神経と血管の働きが妨げられるとEDが起きます。原因としては、心理状態によって勃起できるときと勃起できないときがある心因性EDと、脳が性的刺激を受け脊髄を通る副交感神経を経て陰茎の血流が増えて勃起する経緯のどこかに異常がある器質的ED、その両者が合併する混合性EDがあります。最近では、バランスの悪い食生活や肥満、運動不足、喫煙、休養不足など、生活習慣が深く関わっていることもわかっています。また、うつ症状とEDは高い相関関係にあること、心的外傷ストレス障害(PTSD)によってED発生率が高まることも知られています。

症状

勃起障害(ED)の症状は、性交の際に常に勃起が起きず膣内へ挿入できない重度のものから、ときどき、または状況に応じて勃起が起こらず性交の途中で勃起が中断するケースはもちろんのこと、硬さが不十分、満足な性交が行えるだけの勃起が得られない状態なども含まれます。このような勃起障害は性交を完了することができないため男性不妊の原因になったり、心理的なストレスから抑うつや不安に陥ったりすることもあります。

検査・診断

国際勃起機能スコア(IIEF5やSHIM)と呼ばれる問診表のセルフチェックに沿って診断するとともに、過去と現在の性的関係や発生と経過、治療歴、服用中の薬剤、喫煙・飲酒、運動の習慣などを問診で聴取します。動脈硬化との関連もわかっていますので、患者さんの希望を確認した上で、生活習慣病の有無を血液検査でも確認します。器質的な原因として性腺機能低下を疑う場合には、画像検査などを行うことがあります。約8割近い患者さんが問診、身体所見、臨床検査でEDと診断されています。

治療

患者さんやパートナーの希望を聞き治療法を選択します。日本泌尿器科学会・日本性機能学会編集のED診療ガイドライン第3版によると、現在は勃起を促進するPDE5阻害薬の内服が第一選択の治療法となっています。日本ではバイアグラ、レビトラ、シアリスなど3つの薬が使用可能で、国内外で十分な有効性・安全性のデータが確認されています。(血圧低下を起こすことがあるため、ニトログリセリンなどの硝酸剤を服用している患者さんは内服できませんのでご注意ください。)。心因性EDに対しては、カウンセリングによる助言・指導などの心理療法も併せて行うほか、抗うつ剤や漢方薬などを併用することもあります。PDE5阻害剤が効かない場合や、服用できない患者さんには、陰圧式勃起補助器具を使用する治療などが行われることもあります。また、性腺機能が低下している患者には、男性ホルモンを補充する治療でEDが改善するとされています。

予防/治療後の注意

糖尿病や高血圧症などの生活習慣病や食生活の乱れ、ストレスなどが原因となる場合もあることから、予防のためには、普段からバランスの良い食事や規則正しい生活が重要です。ED治療においては、個人輸入薬などはWHOの調査で、半数程が偽物と報告されています。また、不衛生な環境で製造されている可能性などもあるため、個人輸入はお勧めできません。

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